失恋した時にすぐ新しい恋愛に進むことは絶対にお勧めしない。
失恋した瞬間というのはさまざまな感情が自分の中を渦巻いており、そんな負の状態でいることから早く脱却する為に新しい恋愛へと進もうとする人が多いのだが、それはほぼ確実に良い方向には進まないからである。
よくドラマなどでは失恋した瞬間にずっと思い続けていてくれた人が寄り添ってくれ、そこで恋に落ちるという展開があるのだが、あれは結局ドラマの世界の話でしかない。
実際にはあなたが恋愛をしているときにも自分を思い続けてくれる存在などいるわけもなく、もし仮にそれが事実だったとしてもそれはそれで冷静に考えてみれば気持ちの悪い話ではないだろうか。
しかも口ではなんとでも「あなたを思い続けていました」なんて言葉は言えてしまう。ドラマなどでは演出によって私たちにそう思わせてくれるが、現実的に考えてそんな話はまず存在しないだろう。
そして心に傷を負った者は悩み、苦しんでいることである程度自分が冷静になっていると錯覚してしまうが、それはただ落ち込んでいるだけの話であり、本来の自分とは程遠いことを理解しておいてほしい。
失恋した後の他人の優しさに感動を覚えるのも、その優しさに恋をしてしまうのも、所詮は自分自身が優しさや愛に飢えていることで起こる錯覚のようなものでしかないのである。
失恋後に自分の話を親身になって聞いてくれるのも、「大丈夫だよ」と慰めてくれるのも優しさと呼べるほど良いものでもなく、目の前で人が倒れているのを発見した時に介抱してやるようなものでしかないのである。
そんなことならあなたを傷付けたような相手であっても当たり前にするのだろうし、そこに心を動かされることはあってはならない。
そして、これは完全に自論になってしまうのだが、相手の心が弱っている時に寄ってくる人間ほど浅く、大したことがない。弱っている時にあなたを求めてくる存在というのは言い換えるのであれば弱っている時にしかあなたをオトせないほど弱く、魅力のない人間だと考えられるからである。
もしも私の目の前で恋に好きな人が恋に傷つき、弱っている状態でいるのであれば絶対に半端な優しさなど見せることもなく、そして求めることなど絶対にない。
それは本当に幸せにしたいという気持ちがあるので、それならその相手が前の恋愛をから立ち直り、落ち着いた状態で私との恋愛に向き合ってくれる方がお互いに幸せになれると考えているからだ。
それでその流れの中で他の誰かを好きになってしまうのであればそれはそれで仕方がないと考えている。
結局本当にあなたを幸せにしてくれる人は待つことを苦に思わない、もしくは苦に思っていたとしても相手を思う気持ちが自分の目先の欲求や感情を抑えてくれる存在である。
恋というのは相手を手に入れたい、自分のものにしたいといういわば欲求のようなものであるが、そんな欲求の中にあなたを本気で思う気遣いや優しさを大切にしてくれる人こそがあなたを幸せにしてくれるのだ。
そして、そんな存在はあなたが前の恋に執着している限りは現れることは決してない。もし仮に現れたとしてもそれは自分が勘違いしているだけだろう。
なので恋に傷ついた人は苦しくともまずは現実に向き合い、本来の自分に戻すこと、もしくは本来の自分以上の人間に変わることを心掛けてみてほしい。
残念ながら失恋というのは立ち直るための近道などは存在せず、自分が向き合った分だけしか前に進めないものとなっている。失恋から立ち直る為の方法は努力、幸せの上書き、等々さまざまあり、それは人それぞれではあるが自分に合うものを探して少しずつ前を向いていけばいい。
もしも何もどうしたらいいのかわからないという方は私が以前書いた自分の失恋の経験などから書いた記事やnoteなどを見ていただきたい。



ここまで読んでいただいて寂しさを埋める恋愛がよくないということは理解していただけただろうか。
それならもう一つ最後に私が失恋後に気をつけていたことをお伝えしたい。
それは今、数ヶ月後の自分が振り返った時に後悔しない、良かったと思える行動を取ることである。
よく失恋後の安定していない精神状態で「今まで真剣に恋愛してきた分少し遊ぶか!」なんて考えてしまう人もいるが、これは失恋後の考え方として最も良くない例である。
というよりも、こういったことを言えてしまう人は結局のところ前の人と付き合っている時にも遊びたいという感情があり、それが露呈しただけなので元より機会や勇気がなかっただけでそもそも真面目ではない一番みっともない人間なのだろう。
なので間違ってもそんなくだらない発想、人間にはならないでほしい。
いつまでも真面目に、自分の幸せへの最短距離を目指し続けてほしい。
心配しなくとも自分は悪くはないと胸を張って言えるのであればしっかりと自分の努力と時間の経過が失恋の悲しさを消してくれ、良い人を手繰り寄せてくれる。
それを早めるか、遅めるか、はたまた一生ないのかは自分の考え方や行動によって変わってくる。
それならできるだけ無駄を省いて早い方が良いだろう。
私自身もそう考えながら努力を重ね、失恋から立ち直李、振り返ってみても寂しさを埋める恋愛やくだらない行動を取らなくて良かったと心から思えている。
きっとこの記事を読んでくれている人は真面目で心の優しい人が多いはずであろう。だからどうか私のこの記事を通して自分を大切にでき、自分の価値を高められる恋愛に巡り合って欲しい。
心配しなくとも私がこれから投稿していく記事に目を通しながら自分を磨いていってくれれば必ず幸せになれるはずだから。
絶対に幸せになろうね。
是非noteも読んでみてね!!



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